知っておきたい株式欄の見方
上場している会社の株価を知りたい時には、新聞の株式欄という証券市場に関するページを見ましょう。そこには、証券取引所で売買されている銘柄の株価の動きや売買高などの情報が日々掲載されています。
その中で、前日の株価の動きを一覧にした相場表は、自分が買った会社の株価を知るために毎日チェックしましょう。相場表は各銘柄が業種別に分けられ、証券コード番号順に掲載されています。それでは、日本経済新聞を例にとってその見方を説明していきましょう。
- 銘柄(めいがら)
略称が使われ、日本水産は日水、帝国石油は帝石などと書かれています。
また、銘柄名の左にあるアルファベットは売買単位が1000株以外であることを表しています。
A=100株 B=1株 C=10株 D=50株 E=500株 F=2000株 G=3000株 - 始値(はじめね)
その日の最初に成立した値段。 - 高値(たかね)
その日成立した最も高い値段。 - 安値(やすね)
その日成立した最も安い値段。
(白抜き数字は、今年の最安値を記録したことを表す) - 終値(おわりね)
その日の最後に成立した値段。 - 取引の活発な銘柄は、朝9時から午後3時までの取引時間内に、何百回も値段がつきます。そこで相場欄では上の4つの代表的な値段(四本値(よんほんね)といいます)を掲載してその日の値動きを表しています。
- 前日比(ぜんじつひ)
前日の終値と当日の終値との比較。△は値上り、▲は値下がり、0は変わらず、-は前日または当日取引が全くなかったことを示します。
『ウリ』は、売り注文が買い注文に対して多すぎて取引が成立しない状態で、『カイ』はその逆を表します。 - 売買高(ばいばいだか)
その日の売買が成立した株数。売買高が急に増えたりした場合は、投資家の注目を集めているといえます。なお、単位は取引所での売買単位で表示されており、1000株単位の株で123とあれば12万3千株を表します。
株価は、個々の銘柄を見ると、同じ日でも値上がりしている株もあれば、値下がりしている株もあります。
そこで、新聞の株式欄には個別銘柄の相場表の他に、市場全体の値動きを示すものとして株式指標欄が掲載されています。株価指標にはいくつかありますが、代表的なものとしてTOPIX(東証株価指数)と日経平均株価(225種または東証平均株価ともいいます)が広く使われています。
いずれも個々の銘柄の値動きではなく、市場全体が上がったか、下がったかを見るためのいわば市場の平均的な株価を見る株価指標として使われていますが、この2つの指標は、計算の仕方がいくつか異なっています。
▼TOPIXと日経平均株価の違い
- ア)対象銘柄の違い
対象となっている銘柄が、TOPIXは東証第一部(比較的大きな会社が売買されている市場)で取引されている全ての銘柄(2003年末で約1500社)を対象として計算しているのに対して、日経平均株価は日本経済新聞社が選んだ東証第一部の主要225社を対象として計算しています。 - イ)計算方法の違い
計算の方法も、TOPIXは加重平均株価といって、たくさん株を発行している大きな会社の株価は、株をあまり発行していない小さい会社の株価より、その分、多く指数に反映するように計算しています。
一方、日経平均株価は、単純平均といって発行している株式の数に関係なく、そのまま単純に株価を平均しています。例えば、A社が1万株、B社は10万株の株を発行している場合、TOPIXではA社が10円値上がりするのとB社が100円値上がりするのがイコールになるように計算しますが、日経平均ではA社もB社も同じ10円の値上がりで計算します。
具体的な計算方法ですが、TOPIXは、基準となる日である1968年始めの市場第一部の時価総額(株価に株数をかけた金額。分かり易くいうと、第一部銘柄の株式を全部買うために必要なお金の額)と現在の時価総額を比較したものを数値化しています。2003年12月末現在のTOPIXは1043ポイントですから、1968年と比べて、(修正)時価総額が 約10.4倍だといえます。
一方、日経平均株価は、単純平均ですから、対象となっている225銘柄の株価をそのまま足し上げて、銘柄数で割ればいいのですが、単純に225銘柄で割ると、2003年12月末現在で1098円であり、発表されている日経平均10,676円の約10分の1にすぎません。
これは日経平均を算出し始めてから何十年という間に、多くの株式分割が行われ、株価水準の連続性を維持するため225で割らずに修正した除数23.1(2003年12月末現在)で割っているからです。 - 計算式

- 株式指標欄




